気づいたらSTAGE14から6話分……。
あとがきの書き方忘れたんで、書かなくてていいですか……?
―アルドVS黒の疾風―
第一部のフィーナルはこれに尽きます。仇とのかたが付いたところで、第一部終了、と。何だかんだで、ライアも、王子としての立場を客観的に見直して、新たな一歩を踏み出します。
本来、黒の疾風との決着はライアがつけるはずでした(少なくとも、小学校の頃考えた原案では…)。少年漫画の王道で、弱かった主人公が成長し、強力な敵を打ち倒す!というノリだったのが、紆余曲折を経て今の形に。第一部では、主人公は精神的な成長のみで留めました。
理由は、2つあります。1つは、書いて行くうちに、騎士であり、友の仇討ちという明確な理由を持つアルドが敵を討つのが妥当だろう、という流れになった事。もう1つは、剣術は好きでも、剣術馬鹿という程そればかりやっていた訳ではないライアが、プロの兵士に勝てる訳がない、という現実的理由から。
第二部は環境設定が厳しくなる分、家出から始まる第一部とは比べ物にならない程鍛えられます。本格的にライアが戦闘術で腕を上げるのは、第二部と考えて下さい。
アルドとビゼスは、まともに最後までやり合ったらどちらが勝つのか? というのが気になるところですが、翠は多分、何でもありの命の奪い合いなら僅差でビゼスの勝ちじゃないかと思います。
剣士という共通点以外、得意分野が対照的なので(護りと速攻)、それぞれが力を発揮できる場面や役割は違うはずです。戦法は、どちらかというと、アルドは体術や魔法まで幅広く、ビゼスは若干剣術に特化しています。
因みにこの二人、剣術に関しては、得意でない方面でも、普通の戦士では到底太刀打ちできません。
―伏線注意報―
第一部で大分伏線も張りました。
一部、意味ありげで実は伏線でも何でもない通りすがりの出来事というのもありますが、伏線として書いた部分は、それはもう(翠的に)気合入れて書いてますので、必ず第二章で回収致します。ご期待下さい。
反面、書いてみてから、こいつ第二部でも出そうとか思い立ったキャラも複数いますので、第二部に入る前に(翠の執筆ペースは亀並なので)第一部を読み返してみると良いかもしれません。いざ第二部入って、「あれ、誰だっけこいつ?」となる可能性は高いので……。
―銀髪のお三方―
彼らは、正真正銘のきょうだいです。そして、彼ら自身の言う通り人間で、魔族に拾われた戦争孤児という位置づけです。
実はこの話、STAGE 5 白銀 #2の、厨房に居た氷使いの少年の話が、まさにそれだったりします。「壊滅した近くの町」が彼らの故郷で、きょうだいだけが生き残りました。町を襲った魔族が彼らを生かしたのは、まだ子供で利用価値があるから、と見込んだのが理由です。当時既に5歳だった姉については、密かに抹殺する計画も議論されていましたが、実行はされずに今に至ります。
その辺りは、多分第二部のどこかで語られる事でしょう。
STAGE13冒頭、末っ子とアルドの対決で戦歴の話がちらりと出ましたが、アルドの読み自体は間違っておらず、事実、ライアよりずっと前から戦場に立っています。つまり、ほんの子供の時から地獄を見ている訳ですね。それであの性格に納得がいってくれれば、書き手としては、しめた、という所です。
―本当に続くの?―
読者が少ない……って、んあこたぁ知ってますよ!?
この場を借りて明言しますが、アクセス解析は、翠が一喜一憂する以外、如何なる目的のためにも利用しておりません。大抵、人来てないなー……とパソコン画面の前で黄昏るか、たまに更新して読者ゼロでない事を確認して「よし!」とか思っている程度です。
もともと、月光のつるぎは、三日坊主な翠がNEEDFIREを物語として完結させるべく立ち上げたサイトなので、何年かかっても、完結まで持っていくつもりです。
その後は、誰も見ないサイトとしてひっそり消えていく運命にあると思いますが……。
そんな訳で、メールフォームから感想でも批評でも一言いただけると嬉しいです、本当に。
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