基本的に北半球周辺の4大大陸を中心に、この物語は展開していきます。
南半球に人の住む陸があるのかどうかは謎。今のところ、大陸との交流は無く、認識されておりません。


◆ ノーゼ大陸 人間×魔族

  4大大陸中最大の面積を誇るノーゼは、最も多くの人口を抱えている。西側は魔族の、東側は人間の勢力化にあり、最も争いの激しい交戦地帯である。北方は冬場は氷に閉ざされ、厳しい環境といえる。活力に溢れた風土、そしてしばしば豊富な資源を巡って、魔族同士、或いは人間同士の争いも起こり得るのが、この大陸の特徴である。
  ◇ ヴィータ渓谷
 大地に出来た裂け目のように細い渓谷。しかしその幅はあまりに狭く、深いことから、翼でも生えていなければ、その底の様子を知ることは出来ない。末端のどちらかが海に面していたなら、川からの侵入が望めるが、両端は徐々に幅が狭くなりやがて大地に閉ざされるため、やはり谷底に到達するのは不可能である。
 底の方までは太陽光も届かず、覗き込む勇気があったとしても、眼下には底なしの闇が広がるばかりで、人々から闇の地底世界へと続く『悪魔の爪痕』と呼ばれたりもする。また、そんなおどろおどろしい想像とは対照的に、谷底には桃源郷が存在するのだと信じる者もいる。しかしながら、人類が確実に空を飛行する手段が確立されていない今の世では、そのどれもが迷信である可能性もある。


◆ エスト大陸 ほぼ人間勢力

  ノーゼの東、やや南寄りにあるエストは、比較的穏やかな気候で、四季が区別がはっきりしている。南北に長い地形で、南の末端には幾つかの島々が浮かぶ。
  ◇ スロウディア
 南北に伸びた山脈の東側及び山地の南一帯を領土とする王国で、王城は山脈が東の海にぶつかって途絶える少し南に構えられている。
  ◇ アリヤ
 大陸最南端の国。複数の諸島を含む。
  ◇ 自治区
 商業が盛んな貿易都市で、どこの国にも属さない。活気に満ちた地区だが、同時に治安の悪さでも有名である。位置的には大陸の中部の西海岸寄り、スロウディア領から見て南西、アリヤからは北西にあたる。
  ◇ セーミズ
 南北に伸びた山脈のすぐ西側を治める国。国の東側から南側にかけてを山地に囲まれている。ノーゼ大陸の国と同盟を組み、兵を送って対魔族の連合軍に参加している。
  ◇ クライス
 セーミズやスロウディアよりも歴史が深く、軍事色の強い国。位置的には、セーミズよりさらに北。代々雷の護属性を持つ皇帝が統治している。
  ◇ ゼーク
 クライスの領土の一部が独立して分化した小国家で、クライス現皇帝の弟が統治しているため、実質クライスの属国という立場にある。


◆ セウス大陸 人間勢力

  赤道にかかった熱帯地域に属し、一般的に陽気な者が多く、親族や仲間への情に厚い反面、魔族に対する激しい怒りを抱く者が多いようだ。


◆ ウィスタ大陸 魔族勢力

  ノーゼから見て南西に位置するウィスタは、海岸線から離れた中心地域では乾燥したステップ気候(うろ覚えな地理の知識…)である。直接的に戦場となった歴史が無いためか、この大陸に暮らす魔族は、比較的穏健派といえる。



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