疑問解消◇NEEDFIRE 最終回 〜その後の彼ら〜
(2015年1月)

???:でよぉ〜ぅ? どうして、おれたちがココにいんだ?
???:それは、最終回だからだ
アイシャ:ウィーゼル、ちゃんと説明してあげないと。はいみんな! アイシャです
クルス:僕達のことは、外伝3を読んでもらったほうが説明するより早いですね
 (※URLの「TIP11」を「B-3a」「B-3b」に書き換えると閲覧可)
ヴィシュ:にしてもよォ、いっつもこのコーナーで騒いでるボウズどもはどうしたよ?
クルス:実はですね、最終回でお答えする疑問が「その後の彼ら」なんです
アイシャ:うぅ〜、自分の知らない未来を、自分自身で語らなきゃいけないのって、ちょっと気持ち悪いかも……
クルス:そうですよ、だから僕達がいるんです
ヴィシュ:だったらよ? とっとと始めようぜぃ

ウィゼ:まず、主役からか。城に帰還し、しばらくは平穏に日々を過ごしたらしいな?
ヴィシュ:んで、妻との間に、長女、長男、次女をもうける、か。3人ねぇ……んま、全盛期のおれには到底及ばんな! イテ!!
アイシャ:真剣にやって、もう!! でね……晩年にね、離婚しちゃうんだ。それで、長女長男からはかなり反発を受けたみたい
ウィゼ:ただそれを公にはせず、王妃を城から追い出すこともなかったようだ。享年78、か
クルス:次は医者のお嬢さんのお話を。彼女は生涯を賭して、ノーゼ大陸で病やけがに苦しむ人を救ったそうです
アイシャ:はあ〜、そうやって何か信念を貫ける女性って、素敵だなぁ……
ヴィシュ:格闘家のあんちゃんは、田舎に戻って年老いた養母の面倒を見つつ、道場経営してたそうだぜ。おっかさん大事にするたぁ、いい奴じゃねぇか
ウィゼ:あぁ、剣を振り回すしか能の無い貴様と違ってな。多くの後進を育て、妻と子もいたようだ
クルス:死期は不明、ですね
アイシャ:主役の相棒だった女の子は、他国に嫁いでその後を異国の地で過ごしたみたい。66の時に病で亡くなってるわよ
ウィゼ:享年でいうと、魔術師の少年が一番早かったようだ。43にしてこの世を去っている
クルス:彼はノーゼへは戻らず、エスト大陸で放浪していたようですが、非合法な闇の世界に浸かっていたようですね
アイシャ:わたしたちの遠い子孫がそんな風になっちゃったのは、ちょっと複雑かな……
クルス:そんな顔をしないで。貴女の責任ではありません。悲しいですが、彼は、自身の意思で闇に進んでしまったのですから――
ヴィシュ:でもよ、そいつの姉ちゃんは随分たくましく生きてたみたいだぜ? 88まで生きたって記録にあるしよ
ウィゼ:ああ。彼女はパートナーを得てからしばらくノーゼで賞金稼ぎをしてるが、その後にエストに渡っているな
ヴィシュ:んん?? そのキッカケが『セーミズの王女が結婚すると聞いたから』だぁ?
アイシャ:女の子はみんなお姫様に憧れるものなの! きっと、彼女も本物の王女様の挙式をひと目見てみたかったのよ♪
クルス:二刀流の剣士の青年は、義妹に押し切られて渋々結婚を承諾。その後本人の思いもよらない就職先で75まで生きたとあります
アイシャ:あとは、主役の幼馴染の騎士様。彼は、エストの復興に携わる傍ら、早くに結婚して多くの子を授かって大陸騎士団の中で出世もしたみたい

ヴィシュ:てなとこでぇ、長かった物語はひとまずここで終了だ! 付き合ってくれてあんがとよ! 翠に代わって礼を言うぜぃ
クルス:翠がまた思いつきで外伝を書くことがあるかもしれませんが、その時は生暖かい眼で見守ってあげてださい。では、またどこかでお会いできる日まで――
(2015/01/31 翠【SuI】) 

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