一行は成長してるのに、一向に成長しない作者。

―異国の地ネーミング―

 ここまで人物に和名を使ってないことに気付き、イデハッタ周辺は「紺の髪+漢字で書ける名前」をコンセプトにしました。
  アカリ→灯 ミサキ→岬 ヒュウマ→飛馬 ゲンタ→源太
 ……てとこです。因みに王族は、ちゃんと意味考えてます。(以下)
  第一皇子 シヨウ=カン=エイ→紫陽=冠=永 ライ=カン=エイ→雷
  第二皇子 シキ=リョク=エイ→支樹=力=永 ショウ=リョク=エイ→翔
 古来から、紫という色は高貴なものとされています。そして、いずれ国の柱となるシヨウには、太陽=陽という字が入ってます。加えて、王たる者の意で冠。
 それに対し、シキは支える樹。つまり、変な気はおこすなよ、と諌められた名でもあります。ただ、親としては、兄弟で争わずに国を繁栄させて欲しいという願いで付けたようです。

 それから、国名でワイスデールというのを出しましたが、山岳に囲まれた広々とした場所、高原に咲く花エーデルワイス、という連想からつけています。


―ちょい補足―

 一部、本文で説明してない点について。
 ひとつは、黒の疾風って死んだことになってんじゃ?という話。シュネギアで客員騎士に倒されたという話も、それは別人で本物はジェタスで処刑されたという話も、両方ともミハエル達の耳に届いています。ただ、追い続けてきた敵の一人ということで、ミハエルだけは気付いてしまった模様。しかしセーミズから来たラファーガはもとから黒の疾風の事をあまり知りませんし、ヨーゼフもそこには気付かなかったようです。因みに、「女性に優しく」がモットーのミハエルは、美人のウィリアの事は毛ほども疑ってないです(をい)。
 そしてもうひとつ、STAGE32ライアの台詞。「指輪をキアに」と言っていますが、形見的な意味で一度はキアの手に触れるよう、という想いから出た言葉であって、次期継承者として現時点で指輪を持つべきは叔母のミールであると、ライアも承知しています。


―ゲーム化用のネタ―

 レイヤ洞窟の一件で負傷中のライアが詠唱短縮を習うのですが、あれは小説本編であまり深い意味はありません。ゲーム化した場合、ライアは魔法が得意でないキャラになるんですが、後半戦のここまで来ると、やっと魔法の価値が出てくるという仕掛けです。
 前半ではリーティスの腕が治るまでステータスに特殊補正がかかり、ライアとまだパラメータの低いフェリーナで戦うことになり少し難易度が上がる、等、いろいろ妄想だけは先走っている現状。
 あと、ビゼスの暴走設定はゲーム化するなら気合入れて作りますね。前にどっかで書きましたがかなりの鬼畜設定。味方のせいで全滅とか……洒落になりません。
 あとは、スタッフロール後の短い後日談のようなもので、(戦闘はないですが)ステータスを確認するとある部分だけ変化が……とゆーのもネタとしてあります。ああ、この後ビゼスの雷食らう事があったら即死なんだなぁ、とか他人事のように思う翠でした……。


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