疑問解消◇NEEDFIRE 第五回 〜“クリスタル”の秘密〜
(2013年2月)

ライア:今回のテーマは随分と核心に迫ってんな……
ウィル:あーのさぁ、こんなん、メンドイし本編で説明すればぁ?
アルド:いや、そうも行かない……なぜなら
ライア:俺達、旅の終わりまでに原理を解明する事はないんだよな
リティ:そう、クリスタル壊すのは私達の目標だけど、のんびり原理の解析なんかしてると――
ウィロ:次の怪異を起こされて、世界が滅びる(?)かも
ウィル:うっわ、ソレ、どこの世界のバッドエンド?(笑)
フェリ:そう言えば私達、ここでは生存してますけど、この空間はどの時系列にも属さない架空空間でしたよね
リティ:フェリーナ〜、さらっと怖いこと喋らないで〜
ライア:つっ、つまり最終回まで俺達全員がこーやってるとは限らないんだよな……くわばら。
ビゼス:この空間は存在せんのだから、逆にここではフラグも立たんだろ? 気にするだけ徒労だ
ウィリ:はいはい、じゃ、とっとと本題移るわよ!!

フェリ:今回は、ある意味前回からの続きですね
ウィロ:うん。鍵になるのは、ライアの炎。つまり、魔法だものね
ライア:……?? つったって、俺何も特殊な魔法使ってねーぞ
ウィリ:いいえ、『炎』の『魔法』であるのが既に特別なの。松明の火を近づけたところで、あのクリスタルは砕けないわ
リティ:うぅー、だから厄介なの! そんな制約がなきゃ、ライアなんかいなくたって平気なのに!
ライア:! 言ったな!? つか、俺だって傷付くんだよ! 18の男子は硝子のお年頃なんだからな!? 覚えとけよ!!
ウィル:珍しくライアが3文以上の言葉で応酬してる。
ウィリ:えーそうねー。……明日は槍が降るかしら?
ライア:しくしく……ちくしょう……
アルド:……ちょっと。ライア凹ましてどうすんの。続けるよ?
ビゼス:先に進まんから説明してしまうぞ。あのクリスタルは、簡単に壊されんように二層構造になってるのがミソだ
ウィロ:外側の層は『魔力』で壊せる。だから多分、僕の“気”でも、炎以外の魔法でも、外の層に穴自体は空けられるんだ
ウィル:ここで問題になるのはー、外の層は一瞬で修復しちゃうってことでーっす
ウィリ:そうね。だから、どんなに強力な魔法をぶつけても無意味なの
リティ:その点、炎の魔法は前回の講義みたいに移動中は『魔法』だけど、着弾すれば『炎』な訳だから――
フェリ:はい、そのまま内側の層、つまりクリスタルが砕けるんですね。めでたしめでたし、です

ライア:よしっ、今回はここまでー!
ビゼス:まだ続くのか……(呆れ)


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